2019-01-01から1年間の記事一覧
* 「一般的に、何ごとにも終わりがあるということが知られているが、唯一、皿洗いには終わりがない。」(『一人暮し大全』(1969)p.42より) * 「皿洗いには終わりがない」って、ふふ、それはさすがに言いすぎだと思うけど、でもほとんどそんな感じはする…
* 三か月も経つと、ひとり暮らしにまつわる様々なことがはっきりわかってきた。洗濯や炊飯がそんなに難しくないということがわかった。ただし、料理はとてつもなく難しいということがわかった。魚の骨をシンクまわりに放置したままにするとひどく臭うことが…
新しい元号が発表されたその瞬間に僕らは平成のことなんてきれいさっぱり忘れ、頭のなかはその新しい元号と来たる新時代のことで埋め尽くされてしまうのではないだろうか。 5月1日を待つことなく、気持ちのうえではすっかり新元号へと移行してしまうのではな…
…………そうこうするうちに3月31日になる。明日になったら新元号が発表される。平成から新元号へと切り替わるときより、むしろ今日のほうが平成最後の日だという感じがする。明日の昼前くらいに政府の誰かが白い紙を持って登場して、新しい元号はこれです、なん…
春から、恵比寿駅とガーデンプレイスを結ぶ「動く歩道」をパトロールして、「歩く歩道」と言いまちがえている人を取り締まる仕事に就く。恵比寿駅と目黒駅のちょうど中間くらいのところにひとり暮らしをする。 昨日と今日であらかたのものを運びおえて、もう…
アマルコルド、ざらざら、ワールドツアー ・『フェリーニのアマルコルド』を観た。なんと! 3月12日までGyao!で無料で配信してくださっている。 gyao.yahoo.co.jp ・なんとも不思議な映画だ。イタリアのどこかにある小さな港町に暮らす人々の、とある一年間…
僕が最初に自分で買ったCDは、R.E.M.の『グリーン』というアルバムだ。といっても、そもそもこれまでそんなにCDを買ってきた人生ではなかったし、この『グリーン』だって古本屋で300円くらいで買ったCDだ。 僕が最初に自分で買ったCDは、だなんて高らかに話…
散歩もいいが、たまにサイクリングするのもたまらなく楽しい。自転車で都内を走ると途端に冒険アドベンチャーになる。しかし車どおりの多い道をサイクリングするのはやはり少し怖くって、方角になんとなくあたりをつけながら、裏道へと逃げてみる。 大通りの…
高層マンションが西日をモロに浴びてそびえている姿が好きなのです。 周りの建物は低くて、辺り一帯ではそのマンションだけ突出して高かったりすると、なおよい。この写真の場合、隣にそれなりの高さのマンションが写ってしまっているけれど。 周りの建物は…
大晦日や年越しの瞬間や年始一発目にどんなものを聴くかとか、観るかとか、読むかとか、そういうことって現実的には些末に過ぎないのかもしれないけれど、個々人にとっては予想外に悩ましい問題であったりする。そんなことって別に何の意味もないじゃん、み…