日記

みんみん蝉

「絶対UFOが出る」って言いはる友だちと二人でめちゃめちゃはしゃいで遠くまで見に行った夏の日の帰り道

対話1

暑くなってきたねえ、最近。そうだなあ。もう夏なんだねえ。そうだなあ。 おいらもたまには外の空気を吸いたいんだけど、いいかねえ。いやー、よかないよ、なるべく我慢するようにしてくれよ。冗談だよ、おいらだってお前を困らせるようなことはしたくないよ…

コーヒーについての問題

僕:このコーヒーうまいなあ。 識者:そうかな? どうもコクがないように思えるけどね。それに、キミね、一口にコーヒーと言っても実にいろいろな種類があるのだよ。そもそもキミは、コップに一杯のコーヒーが作られるまでにどんな過程をたどっているのか知…

ちぢれ毛

ブックオフで谷川俊太郎の『二十億光年の孤独』を買った。 僕は文庫108円の「た」のコーナーにいた。おそらく谷崎潤一郎か誰かの本を探していたのだけど、谷崎潤一郎みたいな文豪かつヘンタイの本がそんな108円なんかで叩き売られているはずはなかった…

科学のすごさ

一般論としても体感としても科学の発展のスピードはすさまじい。僕が意味もなく上野公園を散歩している間に世の科学者たちはそれぞれの構想を練っているのだろうし、僕がちょっとかがんで靴ひもを結んでいる間にさえ、世界中のありとあらゆる研究室で何かし…

井の中

「『ラ・ラ・ランド』は観た? あれはとっても良い映画だったと思うんだ。たしかにあの映画の脚本には緻密さが足りない部分だったり、つながりが弱い部分だったりがあったかもしれないけれど、いくつかのシーンは涙が出るほど素晴らしかったし、その素晴らし…

壮大なこと

「たとえば今、こうやって2人で電車に揺られているじゃん。僕は右手、君は左手で吊革につかまって立っている。目の前には池田エライザがとっても健康的な格好で写った広告があって、そこからちょっと右に目を移せば、窓の外にはいかにも山手線沿いらしい景…

エレベーターにおける問題

どこに行こうとしていたのか覚えていないが僕はエレベーターに乗っていた。なにしろエレベーターだ、おそらく上か下に行こうとしていたのだろう。たとえば、地下2階で乗って最上階まで行こうとしていたのではないだろうか。朝、僕が地下2階で乗ったとき、…

悲劇について

今回はとっても悲しい話をしようと思います。 僕はとっても悲しいことに気が付いてしまったのです。それは世界中でコモンに起きている出来事でもあるし、一方で当事者ひとりひとりにとっては存在が揺らぐほどキビシイ話でもあるはずです。ダイエットについて…

スリッパ

ここ数年間というもの、僕ら一家は、冬を迎えるたびに家族全員で中型のマツダ車に乗り込んで、沼沿いのユニクロに行き、厳しい3、4か月を越すためのスリッパを買い占めていた。僕ら一家は4人構成だったが、なにぶん田舎のユニクロなもんだから、僕らが4…